干物のフグはなぜあたらない?
フグの毒の正体はテトロドトキシンといい、その猛毒の恐ろしさを知らない人はないでしょう。
フグのチリ鍋のおいしさはこたえられませんが、「フグは食いたし命は惜しし」。
調理法の進んだ現在でも、フグはいっさい口にしないという人も珍しくないほどです。
・・・それなのに、フグの干物であたったという人がいないのはなぜでしょう。
それは、フグの毒は内臓や皮に含まれていて、しかもこの毒は水によく溶けるので、臓物や皮を除いたあと、たっぷり水洗いすればまず安全なのです。
また、フグの毒は熱に強いため、チリ鍋で煮ても危険なのですが、乾いて長い時間がたつと分解してしまうため、干物にしたフグなら心配はないのです。