米の輸入方法 8
コメの値段は問題ではありません。
そして彼らが頼りにするのは、同胞が経営する食料品店です。
足しげく通ううちに顔なじみとなり、インディカ米をリクエストします。
もちろん、経営者は顧客の気持ちが痛いほど理解できます。
自分も同感だからです。
こうして経営者は、顧客のニーズに押しだされるように、インディカ米の調達に乗りだすことになるのです。
顧客へのサービスであり、また、商売になると踏んだからです。
しかし、問題はどこからコメを手に入れるかです。
「コメについては話すなって、いわれてるんだ」
店番をしていたパキスタン人青年は、身を硬くしながらポツリとこう語りました。
外国人労働者がたくさん住んでいる、北関東のある地方都市の店でのことです。
駅前の脇道を歩き、少しさびれたところに出るとハラール・フードのその店がありました。
開店して間もないのか、店内はきれいに整頓されています。
豆や香辛料、果物の缶詰、それにレンタルビデオ。
6畳ほどの広さの店内には様々な商品が並んでいます。
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